秦建設の技術が結晶した「美食の殿堂」
ここは岡山市本町、とある秋の日の夕暮れ。仕事を終えた人々が今宵のくつろぎを求めて行き交う賑わいのなかに『かに道楽岡山店』は佇んでいる。訪れる人をほんのり温かく招き入れるエントランス。おもてなしの心が隅々に行き届いた店内。いやがうえにも高まってくる美味への期待感。まさにここは、秦建設の技術が結晶した「美食の殿堂」だ。
「『かに道楽岡山店』さんを手がけたのは、私が29歳の頃、当時はまだサラリーマンでした。その後、35歳で『秦建設』を設立した際に大阪本部の創業者のところにご挨拶に伺ったんですよ。そうしたら『独立のお祝いだ』と、新しくオープンする、『いけす道楽』の施工を任せていただいたんです」と当時を振り返る秦社長。この時から、30年にわたる両者の緊密な関係は、さらに深まっていきました・・・。
納得のいく秦建設のスタンダード
かに道楽・常務取締役の今津氏は、秦建設との思い出をこう語る。「今回、岡山店の30周年を機にリニューアルをお願いしました。秦社長とは、それこそ私の父の代からのお付き合いですね。思い出はいろいろありますが以前、夏場に冷凍庫が壊れてパニックになったことがあります。その時も夜中にすぐ電気屋さんを手配してくれて、夜明け前に秦社長が自ら駆け付けてくれました。今回の工事でも、こちらが言わなくてもとことん納得がいくまで品質を追求してくださって…。私はそれを『秦建設のスタンダード』と呼んでいますが、皆さん礼儀もきちんとしていて、とにかく安心できる仕事ぶりでした」。
次の世代に「秦建設の仕事」を伝える
ちなみに今回のリニューアルの工期は1ヶ月。現場責任者のひとりは社長の長男であり、副社長でもある信一郎氏が努めた。信一郎氏は大学の建築学部で構造学を専攻、卒業後は父の元でキャリアを重ねながら、設計から構造解析まで最新の建築知識で秦建設の中枢を支えている。「息子と一緒に仕事するのに抵抗はないか?ですか。いや私はこう思います。自分の子どもを教育できないような親では話にならないと。もちろん会社のトップに立つ資格はない。私は自らが責任を持って次の世代に『秦建設の仕事』を伝えることが施主さまの満足につながると思っています」。素材からもてなしまで厳しい吟味で知られる『かに道楽』と 30年来の取引をするのは容易なことではない。大阪商人を納得させる妥協のない仕事ぶりが秦建設躍進の原動力だ。
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