ここに関わった誰もが念願だった「サンセール東古松Ⅲ」が完成した。七階建てのオール電化賃貸マンション。ゆとりのある2LDKの間取りが特長で、最上階にはオーナー島村家の次代を担う若夫婦が暮らす。マンションの完成と若夫婦の門出。島村家の歩みを紹介したい。
話は2016年にさかのぼる。その年の三月、島村家にとって最初のマンション「サンセール東古松Ⅰ」が完成した。当時、高校の教師をしていた佳宏さんを中心に計画を進めたが、完成までの道のりはけっして平坦ではなかった。かつて佳宏さんのお母さまは、夫とともに貸家業をしていた頃、雨の夜もぬかるむ道を歩いて、家賃を集金するために一軒一軒貸家を回っていたという。その時の煩わしさと苦労を息子たちに背負わせたくないとマンション建設の話が持ち上がった際、お母さまは計画に反対した。「それでも、いざ着工が決まると、完成を誰よりも楽しみにされていました」と秦社長は、亡きお母さまを懐かしむ。二年前の結婚を機に岡山に戻った佳宏さんの長男・大文さんと妻の佑美さんはこの春から真新しい「サンセール東古松IIl」の最上階で暮らす。現在、32歳の大文さんが昔の「わが家」を振り返る。「私がまだ幼い頃、この辺りは古い家と田んぽしかなかったと記臆しています。それこそ父と一緒に凧揚げをしていたんですよ。それが今ではこの光景ですから…びっくりですね」。その言葉に深くうなずく佑美さん。佑美さん自身も千葉から岡山へ嫁ぐ際、大文さんからマンションの話を聞かされ、「てつきり結婚後は普通の分譲マンションとかに住むのかなくらいに思っていた」そう。ところが実際は、新築マンションのオーナーのひとりとして最上階で暮らすという新生活…。これには「いまだに信じられないんです」と戸惑いつつも、幸せそうに佑美さんははにかむ。土地の購入から長男夫婦の帰岡、結婚、そして新しいマンションの建設、完成。すべてが穏やかに話が進み、家族全員が笑顔で迎えた今日。「それも島村家の持ち運。お母さまをはじめ、ご先祖さまの後押しがあればこそと思います」と秦社長はいう。「マンションのおかげでこの地区がさらに明るくなりました」と佳宏さんと康子さん。両親の言葉に、「住んでくださっている方々が心地よく暮らせるよう、自分たちもがんばります」と大文さん。さらには、「私もしつかり掃除します!」と笑顔で応える佑美さん。その明るい笑顔に島村家の未来が宿っている。
この街の価値を高める島村家のマンション。家族が手を取り合って、新しい時代が始まる。

新築一戸建て・マンション・商業建築などの設計・施工、リフォーム、マンション経営などのサービスに関するご質問、ご相談など、お気軽にお問い合わせください。
