今回の施主、安藤家は135年続く由緒ある蔵元。当主の義久さんは三代目だが、訳あって2022年3月をもってその長い歴史を閉じることになった。くしくも酒蔵を閉めたその年、安藤家にとって新しい一歩となる「わが家の宝」が完成した。それこそが「8Leaf大元」。完成までの道のりをたどりたい。
JR大元駅に隣接する九階建ての賃貸マンション「8Leaf大元」。そこは人々が行き交うまさに駅前の一等地。周辺にはスーパー、コンビニ、公園が整備され、住居地としてはこの上ない環境が広がっている。安藤家と「秦建設」の出会いは2012年にさかのぼる。安藤家にとって最初の一棟となる「7Leaf大元」、その建設を「秦建設」が請け負った。長男の和弘さんが当時を振り返ってこう話す。
「『7Leaf大元』を建てる時、お願いするなら『秦建設』さんと決めていました。私も仕事柄、たくさんの物件を見てきましたが、『秦建設』さんのマンションはひと目見て違うんです。グレードの高さ、ていねいな仕事ぶり。自分が住んでみたいと思わせる品質が決めてでした」。
ちなみに和弘さんは不動産関係の有資格者。当然のことながらモノの良し悪しを見極めるプロの目の持ち主。その言葉は確証に満ち、迷いは感じられない。「8Leaf大元」建設にあたっては資金計画含め、和弘さんと仲子さん(母)が中心となってプランを進めたそう。ただ実際に建設が決まると両親は若夫婦に一任したとのこと。内装から細かい仕様まで、和弘さんと妻のりささんが秦信一郎副社長と密にやり取りし、無事完成の日を迎えた。
りささんに「秦建設」の仕事ぶりを尋ねると、「建設関係の方はちょっとコワモテのイメージがあったんですが、皆さん本当に気さくで優しくて…。建設現場もきれいに整理整頓されていてすべてに行き届いているんだなと感心しました」と話す。そして、完成するまで一度も建物を見なかったという義久さんと仲子さん。「完成したと聞いて見に来たんです。近くまで来て『あそこに立派なビルがあるね』と主人と話したら、実はそのビルがうちのマンションでした」と笑う仲子さん。
蔵元から不動産賃貸業へ。「そのお手伝いができてよかった」と話す秦社長。親から子へ、子から孫へ、さらにその先へ。末広がりの未来が「8Leaf大元」から始まる。
「掃除は自分たちがやります」と和弘さんとりささん。その言葉に微笑む秦社長。「マンションは心を成長させるステージです」。秦社長の言葉だ。
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