賑わいと住宅地の静けさが同居する この街に新しい「わが家」が完成した。 かつてそこにあったのは築90年の旧宅。戦後、昭和、平成、令和を経て受け継がれてきた「わが家」の物語。その歩みを振り返る。
真新しいわが家を誇らしげに見上げる施主の片山さん夫妻。かつてそこには、片山家の思い出が詰まった築90年の「わが家」が建っていた。聞けば戦後、進駐軍が宿舎として使っていた時期もあったという。「その頃、私が5歳くらいでしたか。進駐軍の兵士が『ヘイ!ボーイ』と言ってチョコレートをくれたのを今でも憶えています」と当時を振り返る片山さん。 そんないくつもの時代の荒波を乗り越えてきた「わが家」も月日を重ねるごとに各所が傷み、雨漏り、シロアリなど、不安を抱えることになる。ふたりは何年も悩み続けたが、ご主人のお母さまからの「ふたりが頑張るのなら、応援するよ」のひと言に押され、解体・新築を決心する。(お母さまは建設中に102歳で逝去)。「秦建設」との出合いを尋ねると、「親戚が『秦建設』さんでマンションを建てたこともあって、秦社長のことは存じていました。うちの町内にはそれこそ『秦建設』さんの物件がたくさんあって、毎朝散歩の際それらの物件を見るのが日課になりました。基礎工事の確かさ、ていねいな施工、私も以前は農業機械を扱う営業マンでしたからモノを見る目は持ち合わせているつもりです。『秦建設』さんの確かな仕事ぶりは、私にも伝わってきました」と片山さん。「暮らしてみてどうですか?」との問いに奥さまが目を輝かせてこう話してくれてた。「玄関の扉を開けるとリビング越しに庭の緑(芝)が見えるんです。開放感のある家にしたいとリクエストしたら玄関横の階段を縦格子の手すりにしてくれました。おかげで光があふれてとにかく明 るいんです」と笑顔。続けて「ウッドデッキもお気に入りの場所です。旧宅には広縁があって、そこにあった踏み石を移設してもらいました。大変な作業でしたが『秦建設』さんは快く受け入れてくれました」。 最後に奥さまが思い出したように…「お気に入りの椅子があったんです。でも大き過ぎて二階の部屋の入口から入らない。その時は諦めて別の場所に置くつもりでしたが、坪井さん(現場責任者)が 『だったらベランダから入れてみましょう』とわざわざ手間のかかる作業をしてくださって…。おかげで朝起きてすぐその椅子に座ることができます。坪井さんのおかげで毎日幸せです」と話した。
設計中、何度も「秦建設」に足を運んだふたりは、そのたびに信一郎副社長と大野設計士が細やかに対応してくれたことに感謝していると繰り返す。すべての人の想いが結晶した「わが家」がここに完成した。
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