まばゆくきらめく日差しが、自慢のイングリッシュガーデンの緑をさらに鮮やかに彩る。ここは矢掛町の静かな邸宅。家主の山部裕子さんは、マンション経営者としてご主人とともに汗を流す日々。これまでの歩み、そして今の暮らしぶりを友人ふたりを交えて語ってくれた。
「この取材の日は友人が来るからダメ、という言葉に、その日がよいと、秦社長に押し切られました」と笑いながら話す裕子さん。友人の高山稔惠さんと山口寿恵さんは、趣味のピアノや英会話を一緒に愉しむ仲。気の置けないふたりの存在に裕子さんもリラックスした面持ちで話し始めた。
「祖父から譲り受けた土地に最初の賃貸マンション『サンサイド山部Ⅰ』を建てたのが2001年のこと。秦社長とは、その時から17年のお付き合い、いつもお互いに思ったことをバンバン言い合う楽しい間柄です」と笑う裕子さん。
1棟目で地盤を築いた後、2棟目の「サンサイド山部Ⅱ」は土地から購入し、さらに家宝を増やした。「土地入札の前日、祖父のお墓に参って、『明日入札に行ってきます。どうか…』と祈ったら、無事に購入できました」と当時を振り返る。
そしてさらに今年2月、3棟目となる「サンサイド山部Ⅲ」が完成。裕子さんのマンション経営者としての力量と資質を秦社長はこう話す。
「おじいさまの度量を裕子さんは受け継いでおられ、土地を決める際も並外れた直感力を発揮されました。そして何より明るくてほがらか。生まれ持った事業主としての才覚でしょう」。
山部家が家宝とする3棟のマンションの出来映えを「自分の力で生き抜いていける建物(マンション)」と秦社長は自負する。ちなみに、ご主人は週2回、矢掛の自宅から岡山のマンションへ掃除に出向くそうだ。ご主人の献身的な助力には裕子さんも感謝の言葉が絶えない。最後に裕子さんがリビングの特等席に置かれた仏壇を見ながら…。
「先日、祖父と私をよく知るご近所の方から、『裕子さんはおじいさんのことが好きだったんじゃな』と言われたんです。あらためてそう言われると祖父への感謝の気持ちが込み上げてきました」と裕子さん。その穏やかなほほ笑みは、自らの満ち足りた人生を物語っていた。
裕子さんが「林にしたいんです」と笑う自宅の庭。 一見、自然そのままの有りさまだが、よく見ると隅々にまで気配りされ、毎日の手入れの様子が目に浮かんだ。その庭で少女のように微笑む3人。豊かな日々がここにある。
新築一戸建て・マンション・商業建築などの設計・施工、リフォーム、マンション経営などのサービスに関するご質問、ご相談など、お気軽にお問い合わせください。