春の夕、枝川沿いに佇む賃貸マンションにて。
緑豊かな枝川緑道公園沿いに建つマンション『コンソラーレ春日町』。高級感溢れるエントランスを抜け高速エレベーターで8階へ。そこは岡山の市街地が見わたせる心地のよい屋上。5月下旬の夕刻、市内のマンションオーナー(経営者)のご家族らが訪れた。不動産賃貸業を行っているという点は同じながらも、それぞれにわが家の人生、マンション経営のカタチがある…。
コーポ経営を続けてこられた、大熊さんのご家族の場合。お母さまはコーポを守る気概に溢れ、1日中草取りを欠かさなかった。しかしやがて、ご高齢のためコーポ経営を続けていくことが難しくなって…。その時手伝いを名乗り出たのが、兵庫県に嫁いでいた娘さんとそのだんなさま。自分たちが母に代わって「気配りの手助けを」と、岡山に帰郷し家業を継ぐことを決断したのだ。お母さまが働く後ろ姿を見て大いに感動していた娘さんご夫妻は、意識せずとも「自ら働く労働意欲」を受け継いでいたに違いない。この親孝行は、娘さんご夫妻の心の成長にもつながっていく。新たにマンションを建築するだけでなく、毎日建設した物件の敷地内の見回りを行った。入居者の方々の住み心地をよくする仕事の愉しさを感じ始めたご夫妻は、経年劣化したコーポも自分たちで磨き上げ、満室が実現できたという。その娘さんご夫妻の心意気と働きぶりこそが、現在ご両親の喜びとなっている。
「マンション経営のトップ集団に属される方々です」と秦社長が紹介したご家族たちの姿も。理論的な経営を行ない、マンションオーナーさま向けのセミナーで講師を務める方々だ。先祖代々受け継いできた郊外の農地を売り、市街地に土地を買い換えてのマンション建設を成功させ、次への目標へ向かっている大賀さん。「親から受け継いだものを大切にして、自らの力でさらに繁栄させる。そんな自分(親)の後ろ姿を子どもに見せていきたい」と語る小野田さんなどなど…。
マンションオーナーのご家族たちのそれぞれの「親の自慢」「次なる準備」などの話題に花が咲いたこの日。自身のマンションを軌道に乗せているオーナーたちは余力を持ち、さらなる発展へ向けて次の準備を進めている。そんなみなさんの生き生きとした顔が印象的だった。この日集まった市街地が見わたせる眺めのよい屋上も、各人のマンションも、そのすべてが「極上の空間」として輝いている。
「素敵な建物と風景を見させていただいた」「ためになるお話しを聞かせてもらった」とみなさん大満足だった。そして最後に秦社長…「他人任せで成功するビジネスはありません」。「今回は、『自ら体を動かして働く、勤労意欲』という親から受け継いだ最大の宝物のありがたさのお話でした」と嬉しそうな笑顔でした。
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