背中を押されてマンションが建った
「このあたりの53号線沿いに、いまごろボロの納屋があるのは、片山、お前ンとこだけじゃ」と友人に言われながら、長男として古い家を守り続けてきた片山さんが、ついに家を壊して大きなマンションのオーナーとなりました。
「実は、納屋のあたりを駐車場にしようと思っては秦さんに相談したら、駐車場の話は5分で終わって、マンションの計画案を見せられて。ドンと背中を押されてマンションになったんですよ。結果的には感謝してますけど(笑)」と片山さんが言えば、「駐車場なんて税金の足しにもなりませんよ。どう考えても、ここはマンションでしょう」と、秦社長も負けていません。
納屋と「チャイヤ」の関係
片山さんと秦社長の交友は遠く24年前に遡ります。まだ片山さんが学生あがりで、秦社長が30代になったばかりの頃。インドやスリランカを放浪してきた片山さんが、チャイという現地のお茶に惚れ込んで、友人と喫茶店「チャイヤ」を共同経営しようと、施工を依頼した工務店の担当者が現在の秦社長だった、のだそうです。「だいたい納屋というのは、子供の秘密の隠れ家ですよ、その納屋に私が呼ばれまして、行けば妙な格好の若者がインド茶を並べて、どうだ美味しいかと言うんですよ」と、今もってあきれ顔の秦社長ですが、それから四半世紀を経て、いまや「チャイヤ」は全国ネットの観光案内にも登場するほど、名だたる喫茶店となりました。床板のすきまも花壇のゆがみも開店当時のまま、岡大近辺の憩いの場をなっています。
これからは自宅付きマンションを
問題の納屋は母屋とL字の格好で、230坪の敷地の東側に建っていました。土地を最大限に有効活用するため、「70年からの古い家を壊すのは残念だったけれど、まぁ、これも時代の流れでしょう」と、母親の昭子さんはさっぱりとしたもの。5階の角の特等室を2軒分、自宅用に確保してマンションライフを楽しみ始めたばかりです。オール電化のキッチンやお風呂の給湯、セキュリティなど「操作を覚えてしまえば、便利なものですね」と、柔軟な完成の若々しいお母様です。片山さんの部屋はその下、4階の2LDK。
秦建設が手がける性能評価付きマンションに自宅を組み込めば、安全と安心と快適が同時に手に入る仕組みになっているのです。
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