街の中に小川ができた
「プレシャスK」の敷地は、もとは古い倉庫で、沸きの水路に葦が茂り放題になっていました。半年前に6階建てマンションに建て替えてからは、そのあたり一帯が爽やかな街並みなり、空気まで新生したようです。五月の上に、いまハナミズキやケヤキが枝を広げています。
その広い敷地の一画に、小川ができました。メダカがたまごを産んで、二世が育っています。ドジョウ、小エビ、ザリガニ、どんこ、モロコも元気いっぱい。すでに新しい生態系が生まれていて、喰ったり喰われたり。スイレンの下やら、柳の根っこやら、それぞれに住み分けて、命をつないでいます。小川づくりに精を出した秦建設の秦社長が「好きなんですよ。楽しいんですよ」と通いつめて、世話に余念がありません。
子ども達に伝えたい自然のリサイクル
ところで、このマンションの屋上に、プロペラが回っているのをご存知でしょうか。東側からだと見えますが、風の吹くまま気の向くまま、慌てもせずに回っています。これは実は「風力発電」。のんびり回るから、大した電力にならないけれど、それでもこの小川の水を浄化し、ポップアップする装置の電気量はまかなえます。水は貯水槽に雨水を貯め、浄化して循環させているのです。街の中でも、できる限り自然に近いところにいたい。そういう思いが、この自然のリサイクルになりました。
メダカもドジョウも生き生きし、秦社長も童心にかえって生き生きです。それを眺める施主の小橋さんご夫妻は楽しそう。「小川とその横に作った砂場は、ここで生まれて育つ子ども達へのプレゼントになれば」と。なんて素敵で大きなプレゼントでしょう。
子どもにメダカを見せたいな
5階にお住まいの柴田さんは新婚で、秋には待望の赤ちゃんが生まれます。「ここを見るなり、この部屋に即決でした、2DKに広いベランダ付き、日当りはいいし、オール電化でしょう。他を見ずに決めたけれど正解だったなと。住んでみたらとなりの音はまったく聞こえないし、風通しはいいし、いいことばかり。ここと出会えて良かった」。明るくきびきびと話す静さんの横で、おっとりと構える展宏さん。お似合いのご夫婦の見本のようです。
ダイニングのテーブルに椅子が2脚。「もうすぐ、こんなちっちゃなお椅子が増えるかな」と、静さんは嬉しいそう。「そしたら、メダカやエビを見せてやりますね」。その時はもっと、「プレシャスK」にして良かった、と思われることでしょう。
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