遺言のマンションが建った
生前、ここにマンションを建てることを考えながら、実現しないまま他界された渡邉寿夫さん。最期に「マンションを頼むで」と家族に言い残して逝かれたと聞きました。「立派なのができて、おじいさんもよろこんでいるでしょう。あれから3年経ちました」と、奥様のテル子さんは感慨深げです。
らっきょう畑のご縁で
生前の渡邉さんと秦社長とのそもそもの出会いは、「らっきょう畑」から始まりました。「そんなに困っとるなら、ここを使やあええが」と渡邉さんは畑のらっきょうを半分抜いて、土地を貸してくださったのだそうです。当時、秦建設は近くにマンションを建設中で、資材置き場に困っていた矢先のこの親切。「大助かりだったですよ。その上、抜いたらっきょうを漬けて持ってきてくださった。これがまた美味しかったんですよ」と、秦社長は「一宿一飯の恩義」をいつまでも忘れません。その出会いから7年。完成したパレスコンフォート・学南町」には、渡邉家と秦建設の思いが重なりあっているのです。
可能性が広がった細長い土地
この敷地は、幅が9.5mしかなく南北に細長い土地なので、ちょっと心配だったそうですが、建ってみれば何てことはない。東向きの部屋が大部分だったけれど、あっという間に入居者が決まって、満員御礼となりました。懸念どころか、ゲイトをくぐってから細長いアプローチがあることで、建物がさらに引き立っているうです。「こういう土地にもマンションが建つことが分かりました。これは勇気が出ますよ」と、秦社長自身も納得だったようです。
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