「磯谷さんの工事現場を見て、基礎がしっかりしていることに感じ入り、秦建設さんに話を持っていったんです。そうしたら、社長から、もっと規模の大きいマンションにして新居に住みながら入金するシステムにしたらどうか、といわれまして、そこから運が開けたんですよ」と、薮井さんはおっしゃいます。
「2軒くらい賃貸の部屋を作れば、少しは返済の足しになるかと思っていたけれど、秦社長の言われるように6 階建てにしたら、家賃で返済できるんですよ。夢みたいな話です」と、奥様も手放しの喜びようです。実際、ふつうに住宅を建てたら、ローンの返済は全額自己負担ですから、これはマジックのような本当の話です。因に、「サングレース」は、工事中に「満室御礼」の垂れ幕が下がったそうです。

薮井さん一家のお住まいは最上階にあります。6階の全フロアーを住宅に使用しているとあって、驚くばかりの広さです。玄関だけでも一部屋分はあるけれど、ダイニング・リビングなど30畳の広さ、音楽会などが開催できそうです。
「先だって、亡くなった祖父の夢をみました。花火が打ちあがって、祖父が喜んでいるのが分かったんです。完成を祝ってくれたのでしょう」と、奥様は感慨深げでした。
ところで、薮井家ではサモエド犬のサム君が、家族の一員として重要なポジションを占めています。立派な犬ハウスはもちろんのこと、屋上がワンちゃんと遊ぶための庭園となっています。ドッグラン、シャワーなど、設備も万全。サム君と庭で存分遊びたい、というご家族の願いの賜物です。そんなハッピーなワンちゃんは、滅多とないことでしょう。サム君と遊ぶご一家の春は爛漫です。