真備町の平松家と秦建設とのご縁は、平松さんの父・寛さんと、仕事で真備町に来ていた秦青年との出会いからはじまりました。それから36年、今夏、平松家の家は新しくなりました。
生まれ育った地に建った家。
真備町の平松家と秦建設とのご縁は、平松さんの父・寛さんと、仕事で真備町に来ていた秦青年との出会いからはじまりました。それから36年、今夏、平松家の家は新しくなりました。
母屋の建っていた跡地への家づくりは、母・八重子さんも毎日現場を見るのが楽しみでした。ご主人や、賑やかに過ごした子育て時代の思い出を懐かしみながら、棟梁との会話も弾みました。棟梁は『玄関の腰板は縁側に使われていた桜の板を磨きあげ再利用』『玄関のアプローチは母屋跡から出たのべ石をたたき直して利用』と元の家の面影を残しつつ懐かしさが甦るような家づくりを進めました。八重子さんは「ご近所の方が集まる時には二間続きの和室が必要、広縁はもっと広くして」などの希望もきちんと伝えたそうです。「母は、秋山棟梁にいろいろ相談して決めたようですよ。お陰で気に入った家になったと喜んでます」と、敬一さん。新築でありながら懐かしさがこみ上げてくる家が完成しました。
平松寛さんと秦青年との出会い。
36年前、秦青年は平松家の近くに、大手建設会社が建設中のビルの現場監督として赴任していたのです。その現場を時々のぞく寛さんと秦青年は、どこか気が合ったのでしょう。次第に寛さんを通して、真備に馴染んでいくようになりました。
そのころ、このあたり一帯に記録的な豪雨がありました。現場のとなりの平松家のメロン畑も水に浸かり始めました。夫婦ではもう防ぎ切れないというとき、秦青年が見るに見兼ねて、現場のパネルを並べて堤防を作り、何台もポンプをかけ、懸命の作業でした。しかしどうにもなりません。「もういい。ありがとう」と寛さんが制します。それでも諦めず、必死で水に立ち向かう青年。その姿は、後の秦社長の姿そのものでもありました。
結局、メロン畑は助からなかったけれど、親子のような年の差ながら、二人の信頼関係は強まりました。「寛さんは創業間もない秦建設へ毎年、手作りの竹箒を持って来て下さいました。有り難かったですよ」と当時を思い浮かべる秦社長。時の流れを想い、平松さんも秦社長も感無量のご様子でした。
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