倉敷市郊外の小高い丘に開かれた住宅地。南に開けた萩原邸のリビングからは、玉島の街が航空写真のように見下ろせます。山陽新幹線の路線も一望の下。ミニチュアのような白い車両が滑るように走るたびに、3歳のこうた君が大はしゃぎです。「乗り物が大好きでね、いつまでも見ているんですよ」と奥様。その新幹線に乗って、こうた君の大好きなパパ・萩原さんが仕事から帰っていらっしゃいます。
土地との出会いも運命?
土地探しから始めた新築計画は、奥様のご実家を建てた秦建設で、という前提でスタートしました。「この土地も気に入ってたんですがすでに契約地ばかりで、秦さんに頼めなくなるので諦めていたんです」と奥様。ところが別個に動いていた営業員丸山さんが、その中にメーカーフリーの区画を見つけ資料を揃えて提案。「『あっ、そこ気に入ってたところなんです』って、すぐ決めました。本当におかしいぐらい偶然で(笑)」。
敷地が扇形なのを逆に生かして、庭も家も三角にした、設計の斬新さが光ります。家づくりについて「雑誌などで必死に勉強した」という奥様が、「いろいろわがままを聞いてもらって」と恐縮すると、「うちはお客様も職人も同じテーブルについて、直接顔を見て、声を聞いて、お互いの思いを感じながらつくる方針です。萩原様のお気持ちはわかるので、いろいろ言っていただけると、つくる方も満足度が高くなるんですよ」と秦社長。
感動し合える幸せな家づくり
近くにお住まいのご両親も、現場にしょっちゅう来られたそうです。「丁寧に、住む人の身になって建ててもらい、ありがたいことです。実はね、某建て売りメーカーもここの現場を見て絶賛してましたよ」、「秦社長はじめ丸山さん、設計の大野さん、現場監督の磯中さんと、本当にいい人たちと出会えて運がいいわ」と大満足のご様子です。「いや、私もこのたび我が社の丸山の才能を発見できて(笑)」——また今回、お互いへの感謝がいろんな形で加わって、従来の絆がより強まった感があります。
待ちに待った引っ越しを前に笑顔の奥様がこうた君をだきしめていました。
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