福浜小学校のすぐ近くに、おなじみのカラーの五階建てマンションが建ちました。コーポやアパートが多い福富東では、ちょっと目立つ存在です。近辺には幼稚園、郵便局、銀行などがあり、交通の便もよく、暮らしやすいところ。ことにファミリーには、子育て環境抜群でしょう。
草の田んぼがやっと有効利用できた
オーナーの武田重野さんは几帳面なお方。このマンションが建つまでの長年を、田んぼが休耕田となって草が茂るのを見捨てて置けなくて、ひたすら草取りに精を出してこられました。暮らしに必要な野菜は、ほんの一角の畑で足ります。そんな広い田んぼをきれいにしても、また草が茂るだけなのに、取って取って取り続けられたそうです。
ついに昨年、足腰を痛めて「降参」し、やっとマンション建設に踏み切られました。「こんなことなら、もっと早く建てたら楽だったのに」と、何度も言っては笑っておられます。武田家とマンションの距離は直線にして300メートルほど。建設中、目の前に立ち上がってくる立派なコンクリートの建物をみていると、生き甲斐を取り戻したような気になったそうです。稲作をやめてから16年間草の管理と固定資産税を払ってばかりだった土地がやっと有効利用できたのです。
「朝起きてマンションを見るでしょう。立派なのができたなぁ。やっぱり、この世にいる間にいい目に会うのがいいなあ〜と思うんですよ」としみじみとおっしゃいます。
マンション経営は役割分担で
重野さんは、ご主人を亡くされてから、いとこの山口さんに何かと相談をしてこられました。女同士、気心が知れた友人のようです。山口さんは、「彼女はきちっとした性格で家の中がぴかぴかだから、マンションのお掃除は大丈夫ですよ。いきいきと第三の人生のスタートができるんじゃないかな」と、太鼓判でした。ご長男の好司さんは経理を担当。役割分担でマンション経営のスタートです。
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