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不動産賃貸業経営セミナー

2011年3月、日本は「死の淵」に立った。福島県浜通りを襲った大津波は、福島第一原発の原子炉を暴走させた。全電源喪失、注水不能、放射線量増加...。このままでは故郷・福島が壊滅し、日本が「三分割」されるという状況で、使命感に貫かれ、壮絶な闘いに挑んだ男たちがいた。あの時、何が起き、何を思い、彼らはどう闘ったのか。秦建設特別セミナー「修羅場のリーダーシップ」。当時、現場の最前線で指揮を執った故・吉田昌郎所長のリーダーとしての生きざまが講師・門田隆将氏(作家・ジャーナリスト)の言霊によってよみがえる。2011年、あの日の「現場」に私たちは立ち返った。

著書を記すにあたり、門田氏は1年3ヶ月にわたって、吉田所長に取材を申し出た。答えは「No」。それは吉田所長が抱く、マスコミへのぬぐいがたい不信感が原因だった。それでも門田氏は持ち前のしたたかさと誠意で、吉田所長の単独インタビューを成功させる。-以下、講演での門田氏の言葉を要約。「あの絶望的な状況のなか、一番重要なことは、『原子炉をいかに冷やし、爆発させないか』。そのために残され た手段が『ベント※』でした」。(※原子炉の『圧』を外に『逃がす』こと)。そしてベントの人選は、文字通り苦渋の決断でした。その時、責任者の伊沢 郁夫当直長 (一・二号機中央制御室)はこう言ったそうです。『申し訳ないが若いヤツは行かせられない。それを踏まえ、俺は行けるというヤツは手を挙げてくれ』。その言葉が発せられた後の静寂。ある所員は『空気が凝縮して動かなかった』とも話してくれました」。

吉田さんとなら一緒に死ねると思っていた。

静寂ののち、「将来ある若い者には行かせたくない」との想いから自ら志願を申し出るベテラン所員。「自分は一号機に10年間勤務した。一号機の性格を一番よく知るのは自分。自分を育ててくれた一号機を自分の手で助けたい」と名乗り出る中堅所員。なかには高校の先輩後輩のコンビも...。そして彼らは、「行くぞ!」「はい!」のひと言を残して何度も突入を試みたという。
暗闇の中で原子炉建屋に突入していった男たちには、家族がいる。自分が死ねば、家族は路頭に迷い、将来がどうなるかもわからない。しかし、彼らは意を決して突入していった。
門田氏は90人に及ぶプラントエンジニアたちに取材を敢行した。その一人ひとりが言い方は違えど、口々に発したのが「吉田さんとなら一緒に死ねると思っていた」との覚悟。虚勢ではなく、修羅場でそう部下たちに言い切らせる吉田所長の秘めたるものとは いったい何か。

「そのリーダーのためなら自らの命を捧げ、家族に心を残しながらも全電源が停止した真っ暗な原子炉建屋の中を手動でベント弁を開けるために現場に向かう所員さんの姿を想うと、言葉がありません」と秦社長。そして、「このベント弁開放が成功していなかったら、東日本は東京を含め、人が住めない地域になったともいわれています」と続けた。
門田氏が取材で彼らに接した時、最も驚いたこと。それは彼らがその行為を「当然のこと」と捉え、今もってあえて話すほどのことでもないと思っていたことだという。そして門田氏は原子炉建屋に突入したすべてのプラントエンジニア(以下PE)にこう問いかけたそうだ。「家族への想いをどうやって振り払ったのか?」。その問いにひとりのPEは「門田さん、ベントに失敗したら私だけじゃなく、家族も一緒に死ぬんですよ!」。あるPEは、「3人の娘には『パパこれから行くからね』と心の中で伝えました」とも。

「現場」を守る。その覚悟、忘るまじ。

「今回の話は、マンションオーナーとして、お客さま、ご入居者さまへの思いやり、さらには経営者としての、リーダーとしての心配りの参考になったかと思います」と秦社長。さらには、「酷暑の日も、極寒の日も、自らの身を削って、建築現場で立ち働いている職人たちがいることも、ぜひ心に留め置いていただきたい」と続けた。
人々の営みには必ず「現場」がある。決死の現場、日々の現場、それぞれ背負うものは違えども、一人ひとりに守るべき日常があり、未来がある。
秦社長はあえて職人たちにこう伝えたいという。「あなたたちの働きは、決して吉田所長以下所員の方々の働きに見劣りしない。誇りを持ってマンション建築に携わる。あなたたちには感謝しかありません」と...。

「忘れないことが日常の感謝につながる」と秦社長はいう。今がある幸せ。伝え続けることの尊さ。親から子へ、子から孫へ。そして門田氏は憂う。あらゆる面で日本人が「忘れているもの」があると。歴史には表裏があり、善も悪もあるが、彼ら「フクシマ50」の決死の行為を最初に称 賛したのは実は海外メディアだった。「真実のみ。日本人の戦いを歴史に残すのが私の責務」と門田氏は言い切る。門田氏のひと言ひと言が、あらためて私たちにその想いを喚起させた1日だった。

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