ちょっとだけ内緒のお話
6月3日
さっきの続き。
町内会の用水路掃除の日です。
工事も順調に進んでいます。
現場の前の用水路もきれいになっています。
実は、この現場前の用水は「町内の用水路掃除」の前日に現場の作業員さん達でお掃除をしました。
「ピッカピカッです。」
<ちょっとだけ内緒の話>
工事着工前に幅60?、深さ4.0m程の溝を掘りました。
その延長は、ここでは60m程です。
溝には砕石を詰め込んであります。この溝の底から地下水が湧き出でています。
近頃、皆さんが気付き始めています。「液状化は地盤の水分で発生する」ことに。
「液状化」が発生すると、水が地上に湧き出てきます。
4m掘った溝の底は今まで押さえられていた土が取り除かれて、地表と同じになりました。
溝の底の両側は4mもの高さの土盛りがしてあって、地盤を「グッ!」と押し下げています。
その為、溝の底からは溝の両側の土の重さの圧力で押し出された水が「どんどん」と湧き出てきます。
水が抜けたらその部分は「空げき」とはならずに重い土が「ズン!」と押し下がります。
「液状化」は水の中の土の粒子が下へ沈んでしまう為に水だけが地上に出る現象です。
つまり「土の粒子は横移動はしない」のです。
まるでお皿のうえの「とうふ」から水が浸み出るように溝の側面の土からも水が浸み出てきます。
その水を工事期間中抜き続けます。
敷地内の地盤は、ぐんぐん沈下します。
最近の実績では、45?も沈下しました。ビックリです。
工事の終り頃には「カチカチとうふ」の地盤になっています。竣工後の地盤の沈下が少なくなります。
その水が出ています。少し金気があります。
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